証券大手の中間決算、みずほ最終益首位 野村など4社は減益

 
証券5社の9月中間連結決算

 証券大手5社の2016年9月中間連結決算が31日、出そろった。国内株式相場の低迷で個人投資家の取引に回復がみられず、全社が前年同期に比べて減収となり、みずほ証券を除く4社が最終減益となった。

 同日決算を発表したみずほは、米国みずほ証券の株式売却益451億円の計上などで最終利益が前年同期の約3.4倍となった。個人投資家の株式売買が低調に推移し、個人向け営業部門は総じて苦戦した。野村ホールディングス(HD)と大和証券グループ本社は同部門の利益が7割超減った。SMBC日興証券も個人の取引減少で株式委託手数料が34%減った。

 一方、海外事業の収益は改善が進んだ。野村HDは欧米のコスト削減効果などで海外事業の税引き前損益が400億円の黒字(前年同期は430億円の赤字)に転換し、上期としては03年3月期以降で最高となった。大和の海外事業も経常損益が51億円の黒字(同4億円の赤字)だった。

 日経平均株価は1万7000円台を固めているが、「相場が盛り上がっているという感じではなく、投資家は将来にあまり確信を持てていないのではないか」(大和の小松幹太最高財務責任者)との声も聞かれた。