PCサイズの超小型“電気自動車”が話題 予約開始3日で一気に1000台到達

 
足をそろえて乗り、体重移動で操作する小型パーソナル・モビリティーのWALKCAR(ココアモーターズ提供)

 カバンに入れて持ち運べる電気自動車があれば、東京の町の移動もより便利になる-。そんな願いをかなえる小型パーソナル・モビリティー(移動手段)「WALKCAR」(ウォーカー)を東京のベンチャーが開発し、予約販売を始めた。予約台数が21日の受け付け開始からわずか3日後の24日には一気に千台に到達し、話題となっている。

 東京・渋谷のベンチャー「COCOA MOTORS(ココアモーターズ)」で、エンジニアの佐藤国亮代表取締役らが開発した。

 利用者はウォーカーの上に立ち、ちょうどスケートボードのように身体の重心をずらすことで前後左右への操作を行い、ハンドルがない。2つの電動モーターと4つの車輪だけで最高時速は16キロに達するという。

 ミソとなるのが小さい筐体で、サイズは13インチノートPCとほぼ同じ。重量も2・8キロに抑えられ、小脇に抱えられることから、同社は「カバンに入れて持ち運びができる電気自動車」などとアピールする。

 台のように見えるボディーから降りるだけでブレーキがかかって自動停止する。1回の充電で約60分走行可能という。

 国内では道交法の壁にぶつかり公道では使えないため大学構内や空港、倉庫、ショッピングモールなどでの利用を想定している。法規制が異なる米国、中国、アジア各国のほうが強い需要が見込まれている。

 佐藤氏は進学で上京し、散歩好きだったことから、より便利に移動できるよう、「かばんに車を」というアイデアを持ち、開発を手がけた。昨年、ネット上で資金を募る米クラウドファンディングサイト「キックスターター」で資金調達を試みたところ、予想を上回る反響があり、混乱を回避するため断念した。

 今回、自社サイトでの予約販売にこぎ着けた。発売価格は12万8000円で、前払いが前提になる。今年度の出荷予定は2千台。2017年9月以降発送されるという。

ウォーカーのプロモーションビデオは下記の通り。

https://www.youtube.com/watch?v=6WR5JfsjOsU