三菱電機が保守点検作業にウエアラブル端末活用 ARや音声認識の新技術を動員
三菱電機が開発したAR表示による作業支援技術のイメージ=7日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)
三菱電機は7日、現実の風景の上に文字や絵柄を重ねるAR(拡張現実)表示と、高精度の音声認識で機器の保守点検作業をサポートする技術を開発したと発表した。平成31年の実用化を目指し、水処理プラントやビルの電気設備などの保守点検サービスの拡大につなげる。自社工場に導入するほか、製造業界向けの外販も検討する。
3次元センサーを搭載したタブレットパソコンで点検対象の機器をあらかじめ撮影。点検手順のデータベースを作成し、作業員が装着したゴーグル型ウエアラブル端末と無線接続する。ウエアラブル端末に搭載されたカメラが機器を映すと、自動的に点検の順序や項目が端末上に正確にAR表示される仕組みだ。
作業員は、マイクを通じて異常の有無など点検結果を音声で入力。騒がしい作業現場でも高精度で音声を認識するほか、点検漏れがある場合は作業員に再入力を促し、ミスを抑制する。
点検結果を紙に記入する従来の方法と比べ、作業時間を2割削減する効果が見込めるという。
関連記事