トヨタ、通期営業益予想を1千億円上方修正 中間決算は5年ぶり減収減益に

 
トヨタ決算説明会で会見する伊地知隆彦取締役副社長(右)と早川茂取締役・専務役員=8日午後、東京都文京区(納冨康撮影)

 トヨタ自動車は8日、通期(平成29年3月期)の連結業績予想を上方修正し、営業利益を従来予想より1千億円増額して1兆7千億円(前期比40.4%減)になると発表した。販売台数は北米や日本で伸び悩むが、原価改善などで上振れする見込みとなった。

 最終利益も1千億円増額して33.0%減の1兆5500億円へと上方修正した。売上高は8.5%減の26兆円に据え置いた。

 販売台数はグループ全体で1010万台と従来予想から5万台下方修正した。だが、原価改善に加え、為替レートの想定を1ドル=102円と慎重に設定していたため円換算の利益が膨らむ見込み。

 この日発表した28年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比7.2%減の13兆705億円、営業利益は29.5%減の1兆1168億円。最終利益は24.8%減の9461億円となり、1兆円を割り込んだ。中間決算としては5年ぶりの減収減益だった。