ホンダ、ジェットエンジン部品を自社製造、競争力強化へ 外販も視野
【バーリントン(ノースカロライナ州)=会田聡】ホンダは11日、小型ジェット旅客機「ホンダジェット」のエンジン部品の生産を始めることを明らかにした。現在はすべて外注しているが、2100万ドル(約22億円)を投じて米国のエンジン生産拠点を増設。来年4月から一部部品を内製して品質向上やコスト低減など競争力強化につなげ、他の機体メーカーへのエンジン外販も視野に入れる。
ホンダジェットは北米や欧州、中南米で販売し、受注はすでに100機を超えた。今年度の生産は月3機程度にとどまるが、来年度からは月4~5機に増やし、平成31年度までに年80機のフル生産に入る計画だ。
エンジンは、生産子会社ホンダエアロが、米ノースカロライナ州で年約100基(50機分)を組み立て生産する。現在は欧米メーカーの部品に依存するが、ホンダジェットの生産拡大に合わせて年内に工場を拡張。約100人の従業員も今後約30人増やし、構成部品約500点のうち、まず数点を内製して納期短縮も目指す。
また、エンジン販売を手掛ける米ゼネラル・エレクトリック(GE)との合弁会社を通じ、ほかの機体メーカーにも採用を働きかける。ホンダエアロは年500基の生産能力があり、納入先を広げて収益改善につなげる。
ホンダエアロの藁(わら)谷(がい)篤邦社長は同日、現地で日本の報道陣に「品質やコスト、納期を考え、重要な部品を内製化したい」と述べた。
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