三井化学、リチウム電池向け新設備
三井化学は14日、名古屋工場(名古屋市)で建設を進めていたリチウムイオン電池向け電解液の製造設備が完成したと発表した。国内の電池メーカーに供給する。リチウムイオン電池はハイブリッド車(HV)や電気自動車向けに市場の拡大が見込まれており生産態勢を強化する。年間生産能力は5000トン。2017年4月の営業運転開始を予定している。これまでは合弁会社の中国工場で製造したり、国内ではグループ企業に生産を委託したりしていた。国内の委託生産分は順次、名古屋工場での自社生産に切り替える。
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