LA自動車ショーの報道公開でPR競う 日本メーカーなど新型SUV
国際的な自動車展示会「ロサンゼルス自動車ショー」は16日、米ロサンゼルスで報道陣への車両公開が始まった。マツダは2012年の発売から初めて全面改良した主力スポーツ用多目的車(SUV)「CX-5」を公開。ホンダや日産自動車も新型車を公開し、ガソリン安を追い風にSUV市場で攻勢を強める。
「新型車投入でSUVのラインアップを拡充し、北米と世界でさらなる成長を進める」。マツダの丸本明副社長は同日の現地での記者会見でこう述べ、新型CX-5を披露した。
新型はハンドル操作と駆動が連動する技術を搭載し、曲がる際の操作性を高めた。来年2月の国内発売を機に海外でも順次展開、北米へは初めてディーゼルエンジン車も追加する計画。CX-5の販売の約7割を占めるディーゼル車の投入で、北米市場でシェア拡大を目指す。
ホンダは北米で12月に発売する「CR-V」の新型車を初めて一般公開する。従来の排気量2.4リットルに加え、1.5リットルのターボエンジン車を追加。「走り」と燃費性能を両立する。
新型は米オハイオ州やカナダの従来の2拠点に加えてインディアナ工場でも生産し、需要拡大に対応する。
日産はこの日、北米で限定販売するSUV「ローグ(日本名エクストレイル)」の特別仕様車を初公開した。人気SF映画「スター・ウォーズ」をイメージしたデザインで、現地法人のジェレミー・タッカー副社長は「(スター・ウォーズと)革新性などを共有している」と説明する。トヨタ自動車も17日に新型の小型SUV「C-HR」を紹介する。
北米市場は15年に1747万台の過去最高を記録。トランプ次期大統領の通商政策など懸念材料はあるが、「市場は堅調に推移する」(業界関係者)との見方が多く、人気の高まるSUV投入は続きそうだ。(ロサンゼルス 会田聡)
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