米にあやかり日本版激安セール「ブラックフライデー」開催 イオンなど25日から
イオンモールが開催する「ブラックフライデー」をアピールするお笑いタレント=21日、東京都港区
イオンや玩具小売りの日本トイザらスなどが「日本版ブラックフライデー」を開催する。ブラックフライデーは、11月の感謝祭翌日の第4金曜日から週末にかけて米国で実施されるクリスマス向けの激安セールのこと。小売り各社が黒字となることから付いたという呼び名のブラックフライデーにあやかった企画を国内にも広め、低迷している消費を喚起する狙いだ。
イオンモールは21日、全国140のショッピングモールで25~27日に行う「イオンモールブラックフライデー商品お披露目会」を開いた。
ブラックの黒にちなんで「96(クロ)」価格の目玉商品を用意。「ブランドショップハピネス」では米コーチのバッグを通常の5割引の9600円で発売する。「はなまるうどん」では小うどんが96円で食べられる。
同社がブラックフライデーのセールを開催するのは初めて。営業本部マーケティング部の谷口良文部長は「11月の第4金曜日はクリスマス商戦前のセール日としてタイミングが良く開催を決めた」という。谷口氏は「これから毎年続けて、ハロウィーンのような名物企画にしたい」と意気込む。
一方、日本トイザらスは25~27日に全国163店舗で今年で3回目となるセールを開催する。昨年の約1.5倍の150商品を取り扱い、その大半を50%以上割り引くという。
業界大手のイオンモールの今回のセールの効果次第では来年以降、ブラックフライデーの企画が増える可能性もありそうだ。
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