セブン&アイ、ヨーカ堂創業地再開発 19年3月に複合型施設

 

 セブン&アイ・ホールディングスが、イトーヨーカ堂の創業の地で今年4月に閉鎖したザ・プライス千住店(東京都足立区)跡の再開発事業に乗り出すことが30日、分かった。2019年3月にスーパーとマンションの複合型施設に生まれ変わる見通しだ。

 今年10月に公表した17年度からの中期3カ年計画の柱の一つとして、自社所有などの不動産を有効活用する。同月に閉鎖したイトーヨーカドー川越店(埼玉県川越市)も再開発する方針だ。

 再開発の推進に向け、グループの商業施設の運営を手掛けてきたモール・エスシー開発(東京)を11月30日付でセブン&アイ・クリエイトリンク(同)に衣替えした。コンビニや百貨店の担当者も加えて事業体制を強化する。

 19年度までに6物件を再開発する計画で、建物の老朽化や採算の悪化を理由に16年度中の閉鎖に踏み切った店舗の中から物件を選定中だ。8月と10月にそれぞれ閉鎖したイトーヨーカドー戸越店(東京都品川区)やザ・プライス蕨店(埼玉県蕨市)跡も有力候補となっている。

 新たにつくる施設は低層階に食品スーパーが入る見通しで、その上は地域のニーズに応じてマンションや老人ホーム、託児所などを検討する。

 イトーヨーカドーの1号店に当たる千住店は1946年に開業。2009年にディスカウント業態のザ・プライスに転換し、今年4月に70年の歴史に幕を下ろしていた。