国内11月新車販売7.4%増 軽以外の新モデル投入効果

 

 11月の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は前年同月比7.4%増の41万7602台と、3カ月ぶりに増加した。軽自動車は23カ月連続で前年実績を下回ったものの、軽以外(登録車)が新モデルの投入効果で13.9%増の27万3042台と大幅に伸びた。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日、公表した。登録車のプラスは4カ月連続で、2桁の伸び率は2年8カ月ぶり。

 登録車のブランド別では、ハイブリッド車(HV)モデルを追加した小型車「ノート」が好調な日産自動車が45.0%増の3万6105台だった。全面改良したミニバン「フリード」が売れているホンダも16.8%増の3万1685台だった。

 軽自動車全体の販売は3.0%減の14万4560台。三菱自動車から軽自動車の供給を受けている日産は31.0%減の1万1654台と大きく減らしたが、三菱自動車は31.0%増の5498台だった。従業員や販売店などの買い支えもあったとみられる。