三井物産が米の沖合油田開発に投資 シェルから権益取得

 

 三井物産は5日、子会社の三井石油開発を通じて米メキシコ湾のルイジアナ沖合の石油開発・炭鉱の一部権益を取得することで合意したと発表した。主契約者の英蘭資源大手のロイヤル・ダッチ・シェルから4鉱区の20%の権益を取得する。金額は未公表だが、数百億円とみられる。

 ルイジアナ州ニューオーリンズ市から南南東約1千キロメートル沖合の水深約1300メートルの油田で、1億バレル超の未開発埋蔵量があるという。シェルが近隣で開発中の浮体式生産設備を共有するなどで開発コストを削減。資源安下で建設費や人件費も抑制できると判断した。

 生産開始は早ければ2019年中。原油は三井物産のヒューストン拠点を通じて米国内で販売し、将来の資源価格の変動を受けにくい態勢とすることで資源投資で反転攻勢をかける。 

 トランプ米次期大統領のエネルギー政策は、シェールオイルの採掘規制緩和や資源開発支援を公約しており追い風だと判断した。

 三井石油開発は有望鉱区の米メキシコ湾油田開発に参画していたが、原油流出事故で11年に撤退しており、再参入になる。