いまや無視できない「インフルエンサー」活用 化粧品各社、販促へ個人の発信力に期待
ディセンシアが6日に開いたインフルエンサー向けイベント=東京・銀座
化粧品各社が、ネット上で影響力を持つ個人「インフルエンサー」を活用した情報発信に力を入れている。こうした個人の投稿を見て購入を判断する消費者が増えているためだ。SNS(交流サイト)が広く普及するなか、海外に届くケースもあるほどその情報発信力は高く、広告宣伝への依存度が高い化粧品会社にとっては特に無視できない存在となりつつある。
ポーラ・オルビスホールディングス傘下のディセンシア(東京都品川区)は6日、東京・銀座で約50人のインフルエンサーを集めてイベントを行った。当日は、ブランドの歴史や、発売したばかりのアンチエイジング化粧品について説明。商品を自由に試してもらった。
同社は11月1日に、写真共有交流サイト「インスタグラム」上で情報発信を始めた。6日のイベントでは、参加者が写真撮影しやすいよう商品の展示スペースも設け、インスタグラムなどに投稿しやすくした。
ディセンシアは敏感肌に悩む人向けのブランドで、40歳前後の「アラフォー」が主要顧客となっている。ポーラ・オルビスHDは開催理由を、「(アラフォーにも)SNSが普及するなか、それより若い層も含め幅広い顧客を開拓できるようになった」と説明する。
インフルエンサーの情報発信を狙ったイベントは、資生堂も6月に高級ブランド「SHISEIDO」の口紅を発売前に試せるイベントを東京・表参道で開催。ブログやツイッターで多数のフォロワーを抱える約300人を招待したところ、「投稿を見た消費者が店頭に足を運んだ」という。コーセーは、9月にまだ店頭に並んでいない商品も試せるプライベート展示会を大阪で開き、海外の人気ブロガー約30人を招待している。
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