グラクソ・スミスクライン「シュミテクト」需要拡大目指す

インタビュー

 □グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア アジア、中東、アフリカ地域統括責任者 ズベア・アーメドさん(63)

 --日本市場では、どのような実績を残しているのか 「国民はオーラルヘルスについて高い知識を備えており、歯の健康に対する意識も高い。こうした傾向は当社にとってプラスに働いており、『シュミテクト』は日本で販売されている知覚過敏ケアの歯磨き分野で、売り上げ1位のブランドとなった。また、日本では『80歳になっても20本以上の天然歯を保とう』のスローガンを掲げており、一人一人に合ったオーラルケアが急速に広がっている。適切なケアは口腔(こうこう)内だけではなく身体全体の健康につながるとの認識も浸透しているので、若年層の需要拡大も見込まれる」

 --日本で販売している製品の特徴は

 「日本の消費者が製品を購入する際、パッケージとデザインは重要な検討要素となるが、この傾向はわれわれにとって有利に働く。他メーカーとは一線を画し、科学に基づいた技術と消費者意識を取り入れて開発を行っているからだ。例えば新製品の『シュミテクト トゥルーホワイト』は高級感のあるパッケージを好む若い世代、とりわけ女性から支持されている。斬新なデザインで、これまで使用したことがない層にも訴求できた」

 --今後の対日戦略は

 「グローバル戦略に基づき高齢者をターゲットとした活動を推進しているが、入れ歯関連製品の広告宣伝はネガティブなイメージが障害となっていた。そこで、従来の認識を変えるため『思いっきり生きよう』キャンペーンを展開。活動的なシニアの消費者が体験談や役に立つ情報を交換できるプラットフォームを構築した。その一環として、(入れ歯や義歯を指す)デンチャーケア関連の情報を楽しめるウェブサイト『デンチャーナビ』を立ち上げて、多くの訪問者を獲得している。この分野でリーダーシップを発揮できる自信がある」

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【プロフィル】ズベア・アーメド

 インド・デリー大学のセント・スティーブンス・カレッジ卒。ユニリーバ、Gillette(現P&G)などを経て2007年グラクソ・スミスクライン(GSK)に入社。15年から現職。インド出身。