日産と三菱、先進技術は共通化 ゴーン氏「提携効果で国内2位目標」

 

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は16日、共同通信などとのインタビューに応じ、傘下に収めた三菱自動車との間で、電気自動車(EV)など先進技術の開発について「重複する作業はしない。(開発した)技術は共通化する」と強調。それぞれの強みを生かして提携効果の最大化に全力を挙げる姿勢を示した。

 ゴーン氏は、「三菱自動車との提携で、日産はプラグインハイブリッド車(PHV)の開発はやらないと決めた」と語り、モーターやバッテリーなどの技術を共有していく方針を示した。販売する車種は、それぞれのブランドの特色を打ち出していくとした。

 軽自動車を含んだ日産の国内の新車販売台数は、11月は5位にとどまるなど苦戦している。ゴーン氏は、新しいハイブリッド技術を採用した小型車「ノート」や自動運転機能を搭載した新型ミニバン「セレナ」の販売が好調なことから「目標は国内で2位になることだ」と強調。「引き続き変革を起こして、目標を果たしたい」と話した。

 日産はメキシコに北米などへの輸出拠点を設けているが、「米国第一主義」を掲げるトランプ次期米大統領は、北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを明言している。ゴーン氏は「変化があれば対応していくが、新政権の動きを見守りたい」と述べるにとどめた。