ミロク情報サービス社長・是枝周樹さん(52)
2017 成長への展望■多様なソリューション提案で飛躍を
--第3次中期経営計画で「新たな価値創出へのチャレンジ」をテーマとして掲げている
「2016年は次への飛躍のための準備の日々だった。これまで会計事務所やその顧客先企業などに、主に財務・会計システムや税務システムを販売することをコアビジネスとしてきた。さらに成長するためにさまざまな事業を創出した年だった」
--04年に開設したビジネス情報サイト「bizocean(ビズオーシャン)」事業を、16年に完全子会社化した
「同サイトは中小・ベンチャー企業の経営者やビジネスパーソンを対象としている。月間ページビューは1500万で登録会員数は190万人になる。契約書や企画書、内容証明など1万9000点以上のビジネステンプレートを供給するほか、多彩なビジネス支援コンテンツを提供している。安定的に右肩上がりに成長しているが、21年3月期での上場を視野に入れ収益性向上に努める」
--事業承継・再生支援にも取り組んでいる
「日本の高度成長を支えた中小企業経営者が高齢化し、後継者の確保が難しくなっている。顧客である会計事務所とのネットワークを活用して事業活動の継続や事業再生を支援するサービスを推進するため、14年に完全子会社『MJS M&Aパートナーズ』を設立した。来期には収益化できるだろう」
--中小企業向けクラウドプラットフォームも本格始動している
「bizsky(ビズスカイ)は経費削減、業務効率化、資金調達などの経営課題を解決するため、さまざまなコンテンツサービスを取りそろえたマーケットプレイスとして16年に立ち上げた。他社のクラウドサービスも参加してもらうことで、日本最大のビジネスクラウドプラットフォームを目指す。ITを使った新たな金融サービスであるフィンテックを充実させて顧客基盤の拡大を図る」
--第4次中期経営計画が始動する
「16年3月期はマイナンバー製品の拡販に注力し、ソフト保守サービス収入が伸びたため5期連続で過去最高益を達成した。17年3月期も増収増益を見込み、売上高260億円、経常利益40億円、経常利益率15%を予想している。第4次中計の最終年度(21年3月期)には売上高500億円、経常利益率30%を目標としている。多様なサービスでソリューションを提案するコンサルティングを推し進め、成長を加速させる」
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【プロフィル】是枝周樹
これえだ・ひろき 1994年ミロク情報サービス取締役、2004年副社長を経て05年から現職。東京都出身。
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