16年の全国スーパー売上高0.4%減 衣料品・住宅関連が苦戦

 
都内のスーパーの総菜売り場=2016年12月8日

 日本チェーンストア協会が23日発表した2016年の全国スーパー売上高(既存店ベース)は、前年比0.4%減となり、2年ぶりのマイナスだった。節約志向や天候不順が響き、衣料品や住宅関連品が苦戦した。食料品は野菜の値上がりはあったが、比較的堅調だった。

 部門別でみると、衣料品が5.2%減と25年連続のマイナスだった。専門店に顧客が流れていることに加え、夏場の台風による天候不順や、冬場は昨年12月の気温が平年に比べて高く推移したことなどが響いた。

 日用雑貨や家電などの住宅関連品は2.0%の減少。暖房器具などの売り上げが伸びなかったという。

 一方、食料品は1.1%増と3年連続のプラス。各社が総菜の拡充やカット野菜を増やすなど、単身や少人数世帯の“個食”のニーズに対応した。野菜の高騰も販売額を押し上げた。

 同協会の井上淳専務理事は、足下の消費動向について「消費は脆弱(ぜいじゃく)性を抱えながらも持ち直しの動きがある。節約志向は根強いが、過度に悲観することなく、今年は消費が回復することを期待したい」と述べた。

 同日発表した昨年12月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は、前年同月比2.0%減と、3カ月ぶりのマイナスだった。食料品は0.3%増と堅調だったが、衣料品や住宅関連品が落ち込んだ。