証券大手5社 16年4~12月期 全社減収、2社は最終減益

 

 証券大手5社の2016年4~12月期連結決算が31日出そろった。米大統領選後の「トランプ相場」で世界的に株高となるなど相場環境は大きく変化したが、前年同期比で全社が減収、2社が最終減益となった。

 同日発表した野村ホールディングスは、最終利益が18.3%増。通期で6期連続の赤字となっていた課題の海外事業は、4~12月期の税引き前損益が714億円の黒字(前年同期は629億円の赤字)だった。北村巧財務統括責任者は「1月も勢いは維持しており、(通期の目標黒字額である)500億円は十分視野に入っている」とした。

 SMBC日興証券は、英バークレイズとの合弁事業見直しに伴う清算金112億円を特別損失として計上した影響で、最終利益は34.4%の大幅減だった。

 個人投資家の動向をめぐっては「今のマーケットにまだ不安を持っている。大きく回復している感じではない」(大和証券グループ本社の小松幹太最高財務責任者)との声もあった。

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 ■証券大手5社の2016年4~12月期連結決算

 (純営業収益/最終利益)

 野村HD 1兆541(▲5.5)/1783(18.3)

 大和証券グループ本社 3511(▲12.9)/817(▲14.5)

 みずほ証券 2816(▲10.6)/1764(3.5倍)

 三菱UFJ証券HD 2680(▲20.6)/361(4.6)

 SMBC日興証券 2271(▲3.4)/263(▲34.4)

 ※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲はマイナス。HDはホールディングスの略。野村HDは米国会計基準