来春採用の大卒会社説明会、来月1日解禁 獲得“前哨戦”インターン相次ぐ
会社説明会が解禁される3月1日まで1カ月を切った。説明会直前に、学生に接触を図ろうとインターンシップ(就業体験)を開く企業が相次いでいる。学生獲得競争の“前哨戦”は既に始まっている。
技術者を正社員で雇用し、製造業の各メーカーに派遣しているメイテック(東京)は1月中旬、1日でプログラムを終える「ワンデー」型のインターンを本社で開いた。参加した学生8人は、複数のメーカーで経験を積み、技術者としての専門性を高めていけるという同社の簡単な紹介や、技術者派遣業界の説明を受けた。
その後、自動車・輸送や電化製品など6つの分野で技術者のキャリアアップを疑似体験できるカードゲームに取り組んだ。プログラム全体で約6時間かかったが、早稲田大大学院1年の男子学生(24)は「インターンを初めて経験した。技術職の具体的な人生設計が分かった」と話し、満足そうだった。
同社は全国16カ所で昨年11月から今年2月まで、ワンデーを約90回実施する計画。広報部は「学生との接点の一つになるのは事実だが、業界全体への理解を深めてもらうために開催しており選考とは関係ない」と話す。
リクルートキャリアによると2016年に卒業した学生の39.9%がインターンに参加した。16年度には企業の61.1%が実施。参加学生、実施企業とも増加傾向だ。
インターンは、企業で実際に働いて仕事や職場への理解を深めてもらうのが狙い。夏休みなどに長期間実施するケースもある。就職後に早期に離職してしまうミスマッチの防止の役割も期待されている。経団連は、採用活動と関係がないと明確にすることを加盟企業に求めている。
しかし、本来の目的とは異なり事実上の会社説明会になっている企業もある。インターンによって就活の早期化が進んでいるとの批判も聞かれる。
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