アサヒ、営業利益率10%超へ 欧州ビール事業拡大 海外売上比率全体の3割に
アサヒグループHDが買収したイタリアの高級ビール「ペローニ」(同社提供)
アサヒグループホールディングス(HD)が2019~21年の次期中期経営計画で、国際会計基準(IFRS)ベースで営業利益率10%以上を計画していることが13日、分かった。16年12月期の営業利益率は7.5%の見通しだが、買収する欧州のビール事業を牽引(けんいん)役として、海外事業を伸ばし、グループ全体の利益率を高める方針だ。
アサヒは昨年10月、ベルギーのビール世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)から旧SABミラーの西欧4事業を買収し、昨年12月には東欧5カ国のビール事業を約8900億円で買収することで合意した。
一連の買収で、イタリアの「ペローニ」やチェコの「ピルスナーウルケル」など高級ビールが傘下に加わる。西欧4事業は営業利益率が約17%、東欧5カ国のビール事業は20%超の水準にある。18年以降、主力ブランドの「スーパードライ」も欧州で高級ビールとして販売を拡大し、グループ全体の営業利益率を高める。アサヒの16年12月期の売上高は1兆8750億円の見通し。東欧5カ国のビール事業の買収が完了すれば、約2000億円の売上高が上積みされる。
欧州のビール事業に加え、豪州のビール事業と東南アジアの飲料事業も伸ばし、次期中計で海外売上高比率も現在の16%から全体の3分の1程度に引き上げる。
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