ビール大手4社、昨年度は全社が営業増益 飲料など好調
ビール4社の昨年度(12月期)連結決算
ビール大手4社の2016年12月期連結決算が15日、出そろい、4社とも本業のもうけを示す営業利益が増益だった。各社とも国内のビール事業が苦戦したものの、清涼飲料や缶チューハイ、バーボンなどの販売好調が業績を牽引(けんいん)した。
アサヒグループホールディングス(HD)が15日発表した16年12月期連結決算は第3のビールや缶チューハイ、日本茶の販売が好調で増収増益だった。ビールや発泡酒のマイナスを補った。今期は買収した西欧のビール事業が寄与し、増収増益を見込む。サントリーHDもビールの販売減を好調なバーボンや缶チューハイ、ミネラルウオーターなどが補った。営業利益が4期連続で過去最高を更新した。売上高は円高の影響で減収だった。最終利益は子会社の米蒸留酒大手ビームサントリーの一部事業の売却益の計上などで大幅な増益となった。
キリンHDも第3のビールや発泡酒の販売が苦戦した。ただ、飲料事業で大幅に刷新した日本茶の販売が好調だったほか、採算性の高い小型ペットボトルの割合を増やすなどの取り組みで営業増益を確保した。
前期に赤字だった最終損益もブラジルのビール子会社の工場売却益の計上などで黒字転換し、過去最高を更新した。今期は特殊要因がなくなるため、減益の見通しだが、売上高と営業利益は増収増益を見込む。
一方、サッポロHDは主力ビールの販売好調や不動産事業が寄与し、増収増益だった。今期も銀座に開業した商業施設の収益が通年で加わり、増収増益の予想とした。
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