七十七銀行栗生支店の佐々木香織支店長(1)
フロントランナー 地域金融■「活躍する女性」の先駆け的存在
民間金融機関で全国的に融資・渉外といった業務に就く女性が増加している中、営業店における女性のポテンシャルには大きな期待がかけられている。
七十七銀行栗生支店はパートを含む全21人のうち女性が15人。七十七銀行全体の平均より女性が多く、3人の職位者のうち2人が女性という店舗だ。そして女性が中心になって営業を行う同支店を率いるのが、佐々木香織支店長だ。
佐々木支店長は1985年に七十七銀行に入行し、営業店4店を経て富沢支店の次長に着任。その後、古川十日町支店で支店長職を初経験、昨年3月に栗生支店へ赴任した。七十七銀行は、性別にかかわらず行員一人一人が持つ能力を最大限に発揮させるべく、かねて女性活躍推進の先進的な取り組みを実施しており、佐々木支店長は行内で「活躍する女性」の先駆け的存在として知られている。
佐々木支店長が入行した85年当時は、職場における男女平等に関する世論がようやく成熟した時期。佐々木支店長は翌年の男女雇用機会均等法施行を待たず、同行でもほとんど前例のない、女性のローン担当者としてキャリアをスタートさせた。その後も男性担当者たちと肩を並べて第一線の融資・営業担当者として活動。同期はもちろん、僚店・本部にも同じ立場の女性担当者が少ない中、職務遂行や業務スキルの習得には相当の苦労があったはずだが、佐々木支店長は「営業の仕事が好きなので、必要に迫られれば自然と努力できた」と笑顔で話す。
「私の入行当時はどうしても『金融機関で女性といえば内部事務・窓口担当』という時代の流れがあったと思います。そんな中で融資・営業といった業務をバランスよく担当させてもらえたのは、本当に貴重な経験だったと感じています。一般研修を終えてすぐにローン担当へ配属になったということもあり、新規開拓などで壁にぶつかったときもありましたが、当時の支店長をはじめ周りの皆さんの温かい支援のもと、日々業務を遂行することができました」と振り返る。
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(編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp
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