シャープも4K対応のBDレコーダー、来月発売 大容量HDを内蔵

 
シャープが発売する「ウルトラHDブルーレイ」の映像ソフトを再生できるBDレコーダー=23日、大阪市

 シャープは23日、次世代規格「ウルトラHDブルーレイ」の映像ソフトを再生できるブルーレイディスク(BD)レコーダーを3月24日に発売すると発表した。4Kに対応しており、通常のBDより高精細な映像を楽しめる。パナソニックも同様のレコーダーを販売しており、普及が進む4Kテレビの映像表現力を生かせる対応機が出そろってきた。

 発売するのは容量が3テラバイトのハードディスクドライブを備えた「BD-UT3100」(市場想定価格は13万円前後)など3機種。ウルトラHDブルーレイの映像ソフトは米国映画など約60作品が国内で流通しており、今後も増える見込み。

 ウルトラHDブルーレイが再生できる対応機は、パナソニックが2015年にBDレコーダーを世界で初めて発売。韓国サムスン電子も録画機能のない再生機を昨年から販売するなど盛り上がり、当初に比べれば価格も下がってきている。

 シャープによると、足元では液晶テレビの販売台数のうち30~35%程度が4Kに対応しているといい、再生機の需要も大きいと分析。担当者は「4K放送が始まる18年に向け積極的に売り込んでいきたい」と話した。