積水ハウス、働き方改革を拡充 育児・介護と両立、在宅勤務も制度化
積水ハウスは、育児とその後の早期職場復帰や日曜勤務対応策など、社員の生活事情に応じた仕事との両立を支援する4つの制度を2月に導入した。併せて育児、介護中の社員を対象にした在宅勤務も制度化し、働き方改革の取り組みを拡充した。勤務時間に制約がある社員に働きやすい選択肢を増やし、離職による戦力低下を防ぐ。
新設した支援制度は(1)早期復帰支援(2)フルタイム勤務支援(3)日曜勤務対策(4)日曜日振り替え休日。住宅会社として土・日曜勤務が多い事情に対応し、出産後の復職に対し1年以内の保育所探しをサポートするほか、保育費用の補助を増額しフルタイムでの勤務を後押しする日曜保育支援策を拡充した。
また、日曜の時差出勤時間帯を午前6時~午後8時に拡大し、柔軟な出勤で共働き夫婦が保育負担を分担できるようにした。このほか営業部門の全社員を対象に、1、8月を除く毎月1回、火曜日をその直前の日曜日の振り替え休日とする制度を導入した。
在宅勤務は2013年に試験的に導入し、15年8月には運用ルールを定めて希望者への個別対応に広げ、この2月から設計、展示会担当や商品開発部門などパソコンで業務に当たる全職種に本格導入した。
終日在宅勤務の場合、事前申請(1年ごとに更新)により週1~2日の取得が可能で、育児などによる時短勤務者は帰宅後に在宅で時短分働く一部在宅勤務も可能とした。また、育児・介護休業中の社員も月80時間を限度に一時的・臨時に自宅で業務できる。妊娠中や障害者らラッシュ時の通勤が苦痛な社員も利用できる。
在宅勤務制度は、外回り営業や施工現場、住宅展示場など事業所外で業務に当たる機会が多い住宅会社の特性を考慮して構築したITインフラの本格導入で実現した。在宅でも貸与されたパソコンで職場と同じ環境で図面を仕上げ、取引先と連絡を取るなど「自宅をサテライトオフィスとして利用できる」(ダイバーシティ推進室)という。
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