キリン、新「氷結」投入で若年層開拓 「家飲み」需要にらみ販売過去最高へ

 
キリンビールが3月21日に発売する「旅する氷結」シリーズ=28日、東京都千代田区

 キリンビールは28日、東京都内で2017年の缶チューハイの戦略説明会を開催し、前年比6.1%増の5180万ケース(1ケースは250ミリリットル缶×24本換算)の販売を計画していることを明らかにした。ビール離れが進む中、主力ブランドの「氷結」で、20代をメーンターゲットにした新シリーズを3月に投入し、販売量で過去最高を目指す。

 キリンは缶チューハイの新シリーズ「旅する氷結」を3月21日に発売する。世界各地のお酒を氷結の果汁と配合。その土地をイメージしたカラフルなパッケージデザインを採用した。新商品を通じて旅に出る解放感や楽しい気分を訴求し、若年層を開拓する狙いがある。

 新シリーズはシチリアの「マンマレモンチーノ」と、バルセロナの「アップルオレンジサングリア」、カリブ海の「カリビアンモヒート」の3種類があり、350ミリリットル缶として販売する。価格は152円(税込)。年間約70万ケースの販売を目指す。

 キリンビールマーケティング部の田中耕平主幹は戦略説明会で、「当社なりのお酒の楽しみ方を若い方に提案し、市場を活性化させたい」と、新シリーズへの意気込みを語った。

 低価格で、気軽に飲める缶チューハイ市場は若年層を中心に「家飲み」需要が高く、年々成長している。キリンは17年の市場を6%増の1億7000万超ケースと推計している。主力の氷結は6.3%増の3730万ケースの販売を計画している。