三越と伊勢丹の融和、うまくいっていない? 次期社長が否定「今はもうほとんどない」

 

 杉江俊彦・三越伊勢丹HD次期社長の記者会見の主なやりとりは以下の通り

 --大西洋社長の退任は経営の一体感を持てなくなったのが理由のようだが

 「大西社長と5年間、一緒に仕事をしてきたが、外に向けてはよく発信していたが、中との対話が不足していた」

 --対話不足ということだが現場ではどういう声があったのか

 「(昨年11月の決算会見で)構造改革の店舗名を具体的にあげた。各店舗に取引先から連絡があり、イベントも中止になった。労働組合から発言に気をつけてほしいと正式な会議で言われた。社員との対話を増やすのが一番の課題だ」

 --大西社長はなぜ会長にならないのか

 「指名報酬委員会のメンバーから聞いた話では、体制を一新するには会長と社長が身を引いて新しい人にした方がいいと聞いている」

 --社長に指名された経緯は

 「出発点は昨年11月と聞いている。目標としていた2018年度の営業利益500億円が達成できないことになり、会長と社長がどう責任を取るべきか考えていたようだ。1月の指名報酬委員会で、新たな経営体制の方がいいという意見が出たようだ」

 --三越と伊勢丹の融和がうまくいっていないとの声も出ている

 「カルチャーが違い、一部で問題はあるが、今はもうほとんどない」