三菱東京UFJ銀、マイナンバーで住宅ローン 新規契約認証に活用

 

 三菱東京UFJ銀行は21日、住宅ローンの新規契約で、4月下旬から署名や実印の代わりにマイナンバー制度の個人番号カードで認証する仕組みを導入すると発表した。銀行が金融取引にマイナンバーを使用するのは初めて。書面での契約に必要だった印紙税もいらなくなる。

 サービスは凸版印刷が開発した。三菱地所レジデンス、東急リバブルが取り扱う一部の物件が対象で、三菱東京UFJ銀は順次、物件を拡大する計画だ。

 ローン契約者は銀行から無償貸与されるマイナンバーカード読み取り装置をパソコンに取り付けた後、ダウンロードした契約書ファイルに必要事項を記入し、マイナンバーカードから読み取った電子証明書とともに銀行側へ送信する仕組み。これにより、1000万円超5000万円以下の契約で2万円、5000万円超1億円以下の契約で6万円かかっていた印紙税が不要となる。

 銀行側は、カードの電子証明書で他人のなりすましやデータ改竄(かいざん)がないことを確認する。源泉徴収票などの書類もスマートフォンで撮影して登録すれば済むため、利用者は銀行に出向く必要がなくなる。三菱東京UFJ銀、三菱地所レジデンスなど4社は2013年から住宅ローンの事前審査をタブレット端末で受け付けるなど、手続き負担の軽減を進めてきた。