ファイザー、注射液を追加回収
製薬大手ファイザーは4日までに、製品の一部が正常に作動しない恐れがあるとして自主回収を始めたアナフィラキシー反応に使う補助治療剤「エピペン注射液0.3ミリグラム」の回収対象を1万103本追加すると発表した。
昨年6月6日~7月26日に国内で出荷された製造番号「PS00025A」の製品で、調査の結果、3月13日に回収を始めた5974本と同様の不具合が起こる可能性が確認された。国内で健康被害は報告されていないという。
エピペンは食物や薬剤などに起因するアレルギー症状を改善する補助治療剤。ファイザーは、対象製品を持っている場合には受け取った医療機関などに交換を求めるよう呼び掛けている。問い合わせは通話無料のエピペン回収特設窓口、フリーダイヤル0120・665・766。
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