日航、ビジネスジェット乗り継ぎサービス パリから欧州などへ

 
報道陣に公開されたビジネスジェットの機内=18日、羽田空港

 日本航空は18日、パリからビジネスジェットの乗り継ぎサービスを開始すると発表した。東京とパリは日航の定期便が結び、パリから欧州やアフリカへのフライトは、ビジネスジェットの運航を手掛ける仏ダッソー・ファルコン・サービスが担う。

 出張時に移動時間の短縮を望む企業経営者などの需要を狙う。5月1日から受け付けを始める。

 日航便が到着するシャルル・ドゴール空港から、ビジネスジェットが発着する近くのルブルジェ空港にはリムジンで向かう。乗り継ぎ時間を節約できたり、移動中に機密性の高い会議をできたりするのがメリットだ。

 1日でパリからマドリード、チューリヒ、ロンドンを回り計6時間のフライトでパリに帰る場合の料金は約450万円。日航の植木義晴社長は「時間を最大限有効活用する必要があるビジネス利用客にとって大変利用価値が高い」と強調した。