北海道新幹線に荷物置き場 JR東の全編成に 外国人旅行客の増加に対応

 

 JR東日本は9日、外国人旅行客の増加に対応するため、北海道・東北新幹線を直通するE5系など同社が運行する新幹線全編成に、スーツケースを含む大きな荷物の置き場を設置すると発表した。JR東の冨田哲郎社長は「外国のお客さまは大きな荷物を持った人が多く、サービス向上につながる」と話した。

 JR東によると、これまでも北陸新幹線のE7系など一部車両に荷物を置く専用のスペースがあったが、新たにE5系と、秋田新幹線のE6系に置き場を設ける。JR北海道が所有するH5系にも設置される。

 E5系、H5系は10両編成で10号車を除く偶数号車に、E6系は13、15、17号車にそれぞれ2人分の座席を外して設置する。サイズは幅93センチ、奥行き72センチ、高さは上段72センチ、下段60センチ。グリーン車のデッキにも置き場を設ける。E5系、H5系は来年2月ごろまでに、E6系は来年8月ごろまでに設置を完了する。