ダイナム、業界最多店舗数を更新
ピックアップパチンコホールを全国にチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は4月29日、千葉県、栃木県、岩手県、大分県の4県に計5店舗を新規オープンし、パチンコホール運営企業初となる400店舗を達成した。今回の新規出店により、ダイナムの店舗数は404店舗(沖縄県を除く46都道府県)、ダイナムジャパンホールディングスグループの合計では450店舗となり、同社の持つ業界最多店舗数を更新した。
またダイナムでは、2007年に低貸玉の専門店「ダイナムゆったり館」ブランドを立ち上げるなど、1円パチンコに代表される低貸玉営業を推進。現在、その設置台数は、全国平均がパチンコ46.4%、パチスロ23.2%であるのに対し、同社では、それぞれ70.5%、55.0%まで普及。今後も社会および顧客ニーズを重視し、地域のインフラとして誰もが気軽に安心して楽しめる「日常の娯楽」としてのパチンコ・パチスロの価値を高める取り組みに注力していくという。
一方、厚生労働省の推奨する受動喫煙対策に積極的な取り組みを見せるダイナムは同日、「ダイナム信頼の森 福井越前店」(福井県越前市)でパチンコを楽しみながら健康対策を体感できる店舗を誕生させた。
同店舗では、健康への取り組みと街・人とのつながりを目的に、喫煙専用室の粉塵(ふんじん)対策、健康サポート企業として著名なファイテンとコラボレーションした設備・空間・景品を用意。さらに顧客とコミュニケーションを深めるカフェの新設など、パチンコだけではない付加価値を提供する。例えば、ファイテンとのコラボレーションでは、マッサージチェアをはじめ、ラウンジ内の壁・天井・床面の一部にファイテン加工を施したほか、同社の技術を取り入れた椅子カバー・専用手置きスタンドを開発。世間の“健康志向”を反映した取り組みで、新たなパチンコホールの在り方を示した。
4月27日には地域社会との共生への取り組みの一環として、ダイナム千葉茂原店(千葉県茂原市)で無料パチンコ体験会を開催。地域の人々や、高齢者福祉施設「グループホームガーデンコート茂原」「ケアセンターかずさ」の利用者を招待し、当日は、施設のスタッフや店舗従業員が遊技をサポート。それぞれ笑顔でパチンコを楽しんだ。
今回のイベントを企画した千葉茂原店の長野純也ストアマネジャーは「今後は各施設に出向き、レクリエーションを通じてコミュニケーションを取っていきたい」とコメント。地域の人々に支持され、地域とともに歩む店舗づくりに余念がない。
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