“燃焼系”ビジネスウエア好調 はるやま商事、健康志向の顧客開拓

 
はるやま商事が発売したスラテクノスーツ

 ■カロリー消費

 はるやま商事は、健康をテーマにした機能性ウエアを拡充している。着用行動時のカロリー消費を促す、“燃焼系”ビジネスウエア「スラテクノ」シリーズは、3月上旬の発売以降、2カ月間の販売着数が計画比28%増と好調だ。同社は日常生活で簡単に取り入れられる健康志向のスーツ開発を推進し、新規顧客の開拓を目指す。

 スラテクノは、同社と大阪府立大の清水教永名誉教授が共同開発した。高い伸縮性を持つ特殊素材を採用し、従来のスーツ着用時に比べて体が動きやすくなるという。スーツ(税別価格5万9000円)、長袖シャツ(同6100円)が販売されており、6月初旬には半袖シャツが発売される。

 販売好調について、同社は「『簡単にできる健康方法に興味がある』『カロリー摂取量が気になる』といったお客さまの健康ニーズが、購買意欲の向上につながった」としている。

 同社は、健康とストレス対策を支援する新たな商品カテゴリー「HEALTH BIZ」(ヘルスビズ)を提唱。2015年10月には、着用中に高いリラックス効果が認められた「ストレス対策スーツ」(同5万8000円)を発売した。

 国内のスーツ市場は少子高齢化やクールビズの浸透などで頭打ちだ。矢野経済研究所によると、15年の紳士服・用品の販売額は前年比0.4%増の2兆5585億円と微増にとどまる。紳士服各社は、機能性など高付加価値商品の拡充にしのぎを削っている。