ダイキン、自治体と連携し小水力発電 実証実験経て事業化
ダイキン工業が開発した小規模水力発電装置の説明をするディーケーパワーの松浦哲哉社長=7日、大阪府摂津市
ダイキン工業は7日、水道施設や工場に併設できる小規模水力発電システムを使った発電事業に参入すると発表した。配管を流れる水の力を利用して発電する仕組みで、自治体との連携で浄水場や配水池に設置し、電力は再生可能エネルギーとして電力会社に販売する。「未来の水車」として2020年度までに年間売上高50億円を目指す。
同日付で新会社「ディーケーパワー」(大阪府吹田市)を設立した。これまでシステムの小型化が難しく、100キロワット以下の発電効率が悪いことが課題だったが、ダイキンの空調技術を応用。福島県相馬市や富山県の南砺市、砺波市、神戸市での実証実験も経て効率化を進めたことを受け、本格的に事業化することにした。今後は京都府長岡京市などへの導入が検討されている。
自治体からシステムの設置費用は徴収せず、電力販売などで得た収益の一部を還元する。大阪府摂津市内で記者会見したディーケーパワーの松浦哲哉社長は「地域貢献を果たせるモデルだ」と強調した。
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