JR東海、特急に新型車両 紀勢線などに投入、エンジン半減のハイブリッド方式採用

 
JR東海が新たに製造する、ハイブリッド方式の新型特急車両のイメージ図(同社提供)

 JR東海は7日、エンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド方式を採用した新型の特急車両を製造すると発表した。同社がハイブリッド車両を手掛けるのは初めて。高山線や紀勢線などで2022年度からの営業運転を目指す。

 エンジンのみで走行する現行車両に対し、新型車両はエンジンで発電し、モーターを動かして走る。エンジンや減速時のブレーキによる発電分を蓄電池にためて空調などに利用でき、燃費が約15%向上するという。

 エンジンの数は半減し、静粛性や乗り心地が改善される。車内は全席に電源コンセントを備え、大型のスーツケースを収納できるスペースを確保する。名古屋市で記者会見した柘植康英社長は、訪日外国人客が増加している中で「多くの外国人にも快適に利用してもらえる」と強調した。

 車両が老朽化してきた高山線の特急「ひだ」や紀勢線の特急「南紀」に導入する方針で、2019年末から車両開発のための試験走行を始める。ハイブリッド方式の車両は、JR東日本、西日本がすでに導入している。