シャープ社長、東証1部復帰後も経営関与 中期経営計画達成に責任持つ

 
東証1部再上場後も経営に携わる方針が明らかになったシャープの戴正呉社長

 シャープは9日、親会社の台湾・鴻海精密工業から派遣されている戴正呉社長が、現行の中期経営計画の最終年度となる平成31年度まで経営陣に残る方針を明らかにした。昨年12月には東京証券取引所の2部から1部への復帰が実現すれば経営から退くと明言していたが、引き続き経営に関与することにした。

 今年5月に発表した中期経営計画では32年3月期の連結売上高を29年3月期の約1.6倍となる3兆2500億円に引き上げるとしており、目標達成に向け責任を持って取り組む考えという。後任は社内外から日本人の候補者を選び育成する。

 シャープは29年3月期に本業のもうけを示す営業損益が3年ぶりに黒字化するなど業績が改善傾向にある。東証1部への再指定に向け、今月内にも東証側に申請し、早ければ来年3月の復帰を目指す。