全日遊連、通常総会で業況を確認

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あいさつする阿部理事長。「重視すべきは社会からの信頼」と訴えた

 全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、理事長・阿部恭久氏)は6月22日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で第26回通常総会を開催した。

 2016年度中、全日遊連では適切な遊技環境の回復のため「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の撤去を16年12月末までに完遂することを組合員ホールへ指導し、これを達成。また射幸性の抑制に向けた自主規制「新基準に該当しない回胴式遊技機」の設置比率を16年12月1日までに50%以下とする取り組みを推進した。他方、遊技機関連の問題解決以外にもIR推進法が国会で成立して以降、カジノによるギャンブル依存に社会の関心が集まり、政府もギャンブル等依存症対策として検討を開始。そのような背景で、従来以上にのめり込み対策に向けた取り組みの強化・拡充を図り、各店舗に「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」の配置を目指し、講習会を開催するなど、短期間で数々の施策を打ち出し実行している。

 あいさつで阿部理事長は「かつて大衆娯楽の雄として国民に親しまれてきたパチンコ・パチスロも年々参加人口が減少し厳しい経営環境が続いている」と業況を俯瞰(ふかん)。現状については「遊技機への対応が落ち着く暇もなく、さらに社会的要請に対応すべき状況にある」との認識を示しつつ、のめり込み対策のさらなる推進が求められていると強調。現場における遊技への依存抑止に向けた取り組みや、リカバリーサポート・ネットワークへの支援強化など、組合のさまざまな施策に対する一層の理解と協力を求めた。

 一方、「業界は大きな岐路に立たされている」とし、「社会からの信頼を得るために必要なことは、真摯(しんし)に業界の問題に向き合い、粛々と改善に向けた取り組みを継続することだ。この積み重ねがやがて業界にとって大きな力を生むものだ」と訴えた。

 総会後の祝賀会には、来賓として警察庁生活安全局から小柳誠二保安課課長、津村優介保安課課長補佐が臨席。あいさつで小柳課長は、全日遊連が取り組んでいるのめり込み対策や各種健全化施策の推進、社会貢献活動を例に挙げ「遊技客が安心して遊技そのものの面白さを楽しんでもらうための努力を続けていると承知している」と評価。「ぱちんこ業界が一丸となって依存対策に重点を置きつつ、ぱちんこが健全となるための取り組みをより一層推進し、全日遊連がその中で大きな役割を担うことを心から期待している」と伝えた。