東京ガス、一体型LNG供給設備を販促 費用抑え省エネ需要取り込み
東京ガスが千代田グラビヤ潮来工場に納入した一体型のLNG供給設備=7月18日、茨城県潮来市
東京ガスは18日、導管のない地域でも液化天然ガス(LNG)を供給できる貯蔵タンク、気化器、送ガス機器を一体型にした設備の販売を始めたと発表した。主要機器を一体化することで据え付け期間は10日間と従来の半分以下に縮め、設置費用は約2~3割安くなるという。発電などで使用する小規模工場や病院に売り込み、首都圏で年10万トンの供給を目指す。
新設備は貯蔵タンクを従来の縦置きから安定した横置きにし、耐震性を確保する基礎工事を縮小。主要機器の一体化で輸送の期間や手続きを減らし、設置面積も縦置き並みに抑えた。
LNG貯蔵量が約10トン、約15トンの2種類を用意。使用量が年500トン程度の小規模事業者を対象にLNGの省エネルギー効果などをアピールし、重油からの代替需要を見込む。
東京ガスによると、今年1月に新設備を稼働した印刷会社、千代田グラビヤ潮来工場(茨城県)では重油からの切り替えで、省エネ効果が約11%に上ると試算している。
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