大遊協、天王寺動物園エコ企画第2弾

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しろくまの「きょうくん」(左端)と「ゴーゴくん」(右端)が式典に花を添えた

 大阪府遊技業協同組合(大遊協、理事長・平川容志氏)は1日、天王寺動物園(大阪市天王寺区)とコラボレーションしたエコプロジェクト第2弾をスタートさせた。大遊協のエコプロジェクトは、7~9日開催の第20回ファン感謝祭の一環として行われる環境関連イベントで、2010年から取り組まれてきた。

 昨夏のエコプロジェクトは“動物たちにも、地球環境にもやさしくなれること、私たちが簡単にできるエコ活動の啓発”をテーマに開催。動物園にミストシャワーを寄贈したほか、来園者に向けてはエコ啓発ダンスやナイトZOO(夜間開園)のスポンサード、絶滅危惧種を回りスタンプを集めるスタンプラリーなどを行い、分かりやすい形でエコ活動の大切さをアピールした。

 プロジェクト第2弾となる今年は、シイの木50本を園内に植樹する“大遊協の森”をはじめ、感謝祭での応募で当選した50人に「天王寺動物園応援団」会員権をプレゼント。バックヤードツアーや特別イベントへの招待、園内お仕事体験などを通じて子供たちが動物たちの生活を身近に体感する機会などを提供する。また、昨年13万人の来場を記録したナイトZOOに今年も冠協賛。期間中(今月末から8月20日までの土日を中心とした10日間)は、折り紙を通じて動物愛護と環境を学べる「エコ学習教室」や「大遊協マルシェ」も展開される。

 プロジェクトのスタートとなる当日は、大遊協から河本勝弘副理事長、天野竜児事業開発委員長、岩下弘美専務理事が、天王寺動物園からは牧慎一郎園長が出席。河本副理事長は、この日から約2カ月間、天王寺動物園を舞台に、さまざまなエコイベントが開催されることに触れ、「ぜひ、何度も足を運び楽しみながらエコに触れていただきたい」と来場者に呼びかけた。

 なおこの日、植樹式を行ったシイの木は植樹時期が晩秋(11月予定)となるため、河本副理事長が牧園長に目録を贈呈。

 およそ6メートルの若木が3年後には立派に葉を茂らせ二酸化炭素(CO2)を吸収し、実は園内の動物たちの餌となる。大遊協の森はサイやキリン、シマウマなど多種多様な動物がともに暮らしているアフリカサバンナゾーンに設置される予定で、「大阪のパチンコ・パチスロ店の組合~」と書かれた立て看板が一緒に設置される。

 当日の式典には大遊協のキャラクター「しろくまのきょうくん」と、天王寺動物園のキャラクター「しろくまのゴーゴくん」も参加。子供たちと一緒に記念撮影を行うなど、エコイベントをPRした。