トヨタ、18年ぶり世界ラリー選手権参戦 「過酷な経験」市販車に応用
世界ラリー選手権第8戦のポーランド大会で、森の中を走るトヨタのヤリス=6月
トヨタ自動車は、森の中の細い砂利道など未舗装の一般道を走る世界ラリー選手権(WRC)に18年ぶりに復帰した。ラリーの過酷な環境で得た知見を市販車の開発に生かす考えだ。年間を通じて好成績を挙げ、総合優勝を目指す。
タイヤを滑らせたり、ジャンプしたりしながら高速で走行しタイムを競うWRCの迫力には、世界中で根強いファンがいる。
ルールで車体は市販車をベースにしなければならず、改造して耐久性や走行性を強化。トヨタはヤリス(日本名ヴィッツ)で参戦している。
2017年は13戦あり、第9戦がフィンランドで27~30日に開かれる。トヨタチームの現場を取り仕切るトミ・マキネン氏の出身国で、ラリー車の開発拠点も置く「ホーム」の地の利を生かす。
年間総合優勝は、大会ごとの順位に応じて与えられるポイントの総獲得数で決まる。トヨタは第8戦のポーランド大会を終えた段階でメーカー別3位につけ、終盤戦で逆転を狙う。
豊田章男社長が「もっといいクルマづくり」につなげようとモータースポーツ分野の陣頭指揮を執り、4月に主要事業の一つに格上げした。伝統の耐久レース「ルマン24時間」を含む世界耐久選手権(WEC)、スポーツカーで速さを争う国内の主要レース「スーパーGT」などにも参戦。販売面の効果も期待する。
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