AI人材育成講座 北大と共同開発 エーアイ・トウキョウ・ラボ

 

 人工知能(AI)ソリューション開発などを手掛けるエーアイ・トウキョウ・ラボ(東京都千代田区)と北海道大学は7日、「AI人材育成講座」を共同開発し、AIに精通するエンジニアを確保したい企業向けに提供を始めると発表した。

 講座の基本カリキュラムは全5回(1回当たり3時間)で、AIやニューラルネットワーク(神経回路網)の基礎知識、クラウドサービスを使った画像認識などの講義のほか、パソコンでの演習も行う。講義内容は顧客の要望に応じる。実施人数は一度に20~50人を想定しており、料金は1人当たり30万円。北大調和系工学研究室の川村秀憲教授らが監修し、エーアイ・トウキョウ・ラボが運営する。

 産業界ではさまざまな分野へのAI活用が期待されているが開発の人材が不足している。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると2020年には約4万8000人の不足が見込まれているという。