生保各社、無料の健康増進アプリ提供 イメージアップで新規契約

 
第一生命保険のアプリ「健康第一」で将来の顔をシミュレーションする画面の見本

 生命保険会社が健康増進のためのスマートフォン用の無料アプリを提供している。契約者でなくても使えるタイプが多く、会社のイメージをアップさせて新規契約の獲得につなげたい意向だ。契約者が健康になれば、将来の保険金支払いの削減効果もありそうだ。

 ペアで

 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険は4月から、ダイエットアプリ「リンククロス レコ」を提供している。毎日、体重を量って入力し、食事の写真を記録することで健康的な生活習慣の意識を高めてもらう。また、「お酒の最後の1杯はお茶に」など、健康に役立つ指示が日替わりで画面に現れる。

 アプリの利用者同士が情報共有するペアリングという機能もある。「30~40代の男性が主なターゲットで、きちんと生活改善しているか妻にチェックしてもらう狙い」と担当者は説明する。このほか、管理栄養士が監修した健康的な献立を約1500掲載している。

 将来の顔

 第一生命保険が3月から提供している「健康第一」は、スマホで撮影した自分の顔が将来どのようになるかを想像できる機能が売りだ。専門企業と提携して開発、約500万人の顔の画像データを元にシミュレーションする。

 体重と身長から算出する体格指数(BMI)と年齢を入力すると、何歳でどの程度の肥満になると、どんな顔になるのか予想できる。「楽しみながら、健康的な生活習慣を始めるきっかけにしてもらいたい」と担当者。

 相談

 約3年前に開始したアクサ生命保険の「健康アプリ ヘルスユー」は業界の先駆け的なサービス。現在の生活についていくつかの質問に答えると、その人に合わせて「ご飯の大盛りはやめましょう」などと簡単な指示が表示される。

 9月からは契約者向けサービス「ドクターズミー」も追加。ネットで医師や栄養士に健康に関して相談できる。「実名や対面では話しづらいことも気軽に聞け、気になる体の部分を写真に撮って送ることもできる」と担当者は説明する。