「万が一」に備え需要高まる ドライブレコーダー出荷増
自動車のフロントガラスなどに取り付けて外の様子を録画するドライブレコーダーが人気だ。テレビ放映などで交通事故の証拠としての有効性が認識されているためだ。駐車場で監視録画できるタイプもあり、タクシーなどの商用車から一般にも利用が広がっている。
東京・江東区の大型自動車用品店では専用コーナーを設け、取り付けサービスも実施。販売担当者は「最近は2万5000円前後の製品が売れ筋だ」と語る。
追突されたときの事故の証拠になるように、前方に加えて後方にも取り付けるケースが増えてきたという。犯罪に備え、駐車中に衝撃を関知すると自動で録画を開始する機能を求める利用者も多い。担当者は「画像の鮮明さや視野の広さが選ぶポイントになる」と話していた。
業界関係者によると、2016年度の国内メーカーの出荷台数は前年度比4割増の約140万台となった。「12年度ごろから急速に増えてきた」と話す。
カーナビなどを手掛ける映像音響機器メーカーのJVCケンウッドは、新モデルの「DRV-N530」(想定価格2万4000円前後)と「DRV-R530」(2万9000円前後)を4日、発表した。車の前後のガラスなどに取り付けて、前方と後方の映像を同時に録画、再生できる。
カーナビと連携して位置情報を反映、事故時の場所を特定できる。カーナビの画面に後方の映像を表示、ルームミラーの補助として使える。
担当者は「運転支援としての機能や高画質を求めるドライバーが増えてきた」と指摘した。
東京海上日動火災保険は4月、新たにドライブレコーダーを利用した自動車保険の特約サービスの提供を始めた。パイオニアと組んで専用の端末を開発、保険の加入者に貸与する。
事故などで強い衝撃を感じると、自動でオペレーターにつながり端末を通じて会話できる。オペレーターが対応方法を助言、当事者に代わって消防などに連絡する。
サービス内容は順次増やす計画で、前方の車両と接近しすぎたと検知した際に音声メッセージなどで注意喚起する機能を10月中に追加する予定だ。
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