日産、松元副社長を「更迭」 無資格検査問題で引責 国交省、22日に本社立ち入り

 
松元史明氏

 日産自動車は21日、生産事業を担当する松元史明副社長(59)が31日付で退任すると明らかにした。日産では国の規定に反して新車を無資格検査していたことが分かっており、この問題の責任を取らせた事実上の更迭とみられる。取締役は続ける。国土交通省は22日午前に横浜市の日産本社に立ち入り検査する。

 日産が無資格検査問題で役員の責任を人事で明確にするのは初めて。無資格検査の報告書を発表した11月の記者会見では、西川広人社長ら一部役員の報酬の自主返上を発表するにとどめていた。

 松元氏の退任後は、製品開発を担当している坂本秀行副社長(61)が生産事業の担当に就く。

 国交省は立ち入り検査で、日産から提出を受けた報告書の内容が適正かどうかを確認するという。

 日産は、資格を持たない従業員が新車を出荷する前の最終検査に携わっていたと9月に発表した。10月には公表後も無資格検査を続けていたことが発覚した。車を完成させる国内の全6工場で、国内向けの全車両の生産と出荷を停止した。