【大林組会見詳報】(2)2代続けて談合がらみの辞任と問われ「恥ずかしい限り」
大林組の社長交代会見では、報道陣から「引責辞任ではないか」との指摘が数回にわたって上がり、そのたびに白石達社長が「経営体制の一新だ」「真相が明らかになった時点で、コンプライアンスを強化できる体制を整えておくためだ」と強調。引責の意味合いを一貫して否定する。
一方、談合疑惑の渦中にある大手4社の事実認識が異なっている点に関しては「捜査段階なので、私からの回答は控えることをご理解いただきたい」と述べるにとどめた。
質疑応答の主なやりとりは、次の通り。
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--入札不正に深く関与したと認めた上での引責辞任ではないのか
白石氏「捜査・調査に全面的に協力している。当局の判断はこれからなので、捜査に関わることを話せないことは理解していただきたい。私が当局に呼ばれて事情を聴かれたことはない」
--あくまで「引責辞任」でないということか
「早期に経営体制を一新することが第一だ」
--責任を感じた上での辞任、ということでよろしいか
「今後、相当規模の経営体制の変更が行われる。大林組がこうした事態を起こしてしまったことに対し、会社を代表しておわびする。(しかし社長交代は)経営体制の一新だというご理解をいただきたい」
--大林組には談合体質があったのか
「あってはならないことだと考えている。そうした体質はなかったと思う」
--(平成19年、大阪府枚方市の清掃工場工事入札での談合容疑をめぐり辞任した脇村典夫氏に続き)トップが2代続けて談合にからんで辞任することになった
「謝罪するほかない。過去に発生した談合事件の反省を踏まえ、二度と発生させないよう『独禁法順守プログラム』を策定し、コンプライアンス強化に努めてきた。そうした中で捜査を受ける事態となったのは誠に遺憾で、世間をお騒がせしていることをおわびする。恥ずかしい限りだ」
--当時の大林組と、現在の大林組は体質が変わっていないのでは
「10年間にわたり、コンプライアンスプログラムに取り組んできた。現在の大林組は、以前の姿と全く違うと信じている」
--社長在任の11年間で新生・大林組をどれだけ達成できたのか
「十数年前の体制と現在が同じなのか、当局が真相を究明した時点で答えが出ると思う」
--同プログラムには「独禁法違反が認められた場合、社内処分を科す」との内容がある
「当局の結論が出てから、社内処分を考えることになる」
--(大林組と清水建設、鹿島建設、大成建設の)4社で談合に関する認識が異なっているが
「まだ捜査段階なので、私からの回答は控えることをご理解いただきたい」
■詳報(3)蓮輪次期社長は新ビジネスを主導「土木畑ではない」 に続く
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