【大林組会見詳報】(1)白石社長、談合疑惑で「体制一新」を強調

リニア中央新幹線工事の談合事件を受け、記者会見で辞任を表明した大林組の白石達社長(左)と社長に就任する蓮輪賢治氏=23日午後、東京都港区(飯田英男撮影)
リニア中央新幹線工事の談合事件を受け、記者会見で辞任を表明した大林組の白石達社長(左)と社長に就任する蓮輪賢治氏=23日午後、東京都港区(飯田英男撮影)【拡大】

 リニア中央新幹線建設工事をめぐる談合疑惑に揺れる大手ゼネコンの大林組が23日、経営トップの交代を発表。白石達社長(70)と、3月1日付で次期社長に就く蓮輪賢治専務執行役員(64)が出席し、同日午後4時から品川インターシティー(東京都港区)の本社3階で記者会見を始めた。

 昨年末に発覚した談合疑惑をめぐっては、大林組が公取委に違反を申告、清水建設も談合を認めるとみられる一方で、鹿島建設と大成建設は談合を否定し、自主申告を見送ったもよう。4社の間で判断が分かれている状況について、白石社長がどう説明するかも注目される。

 会場には100人を超える報道陣が詰めかけ、午後4時きっかりに白石社長と蓮輪次期社長が入室。社長交代の理由について白石氏は、「(東京地検や公正取引委員会の捜査・調査を受けている)事態を踏まえ、当局の判断はこれからだが、社長を含む執行体制を一新し、真相究明やコンプライアンス体制の整備を行うとともに、将来に向けた経営のかじ取りを早期にスタートすることが必要と判断した」と説明。

 続いて蓮輪氏が短く自己紹介し、質疑応答へと移った。「捜査当局の判断を待たなかったのはなぜか」との質問に対し、白石氏は冒頭の理由説明を繰り返した上で「(体制一新により)早く次のステージに行ける」と述べた。

 さらに「引責辞任と受け止めてよいか」との質問に対しては「こうした事態を起こしてしまったことに対し、会社を代表してのおわびする。(しかし社長交代は)経営体制の一新というご理解をいただきたい」と繰り返した。

■詳報(2)2代続けて談合がらみの辞任と問われ「恥ずかしい限り」 に続く