【大学発 日本 人と技術】日本を支える研究活動と技術開発

 
硬翼帆式風力推進大型商船「ウィンドチャレンジャー」(完成予想図)
「未来社会への警告」
「ふじようちえん」
電動車椅子「RPwheel_v2019」

 「帆」を持つ大型商船で温室効果ガス削減を狙う

 ≪金沢工業大学≫

 革新複合材料研究開発センター(ICC)がプロジェクトメンバーとして参画する硬翼帆式風力推進大型商船「ウィンドチャレンジャー」が、日本海事協会から硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認を取得した。硬翼帆の構造およびその制御に関する基本設計が終了したことで、引き続き詳細設計を進め、2022年中に硬翼帆を1本実装した新造船の運航開始を目指す。

 ウィンドチャレンジャーは風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換する大型商船で、硬翼帆の開発には金沢工業大学センター・オブ・イノベーション(COI)における研究が活用されている。硬翼1本帆による温室効果ガス削減効果は日本~豪州航路で約5%、日本~北米西岸航路で約8%を見込む。

 金沢工業大学COIは、文部科学省が設けた「革新的イノベーション創出プログラム(COI stream)」で採択された全国に18あるCOI拠点のひとつで、炭素繊維を中心とした革新複合材料による次世代インフラシステム実現に向けた研究に取り組んでいる。

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 豪のソーラーカーレースで5位入賞

 ≪工学院大学≫

 ソーラーチームが、さきごろオーストラリアで開催されたソーラーカーレース「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」のチャレンジャークラスで5位に入賞した。さらに世界で初めて「ハイドロニューマチック・サスペンション」をソーラーカーに導入したことが評価され、「テクニカルイノベーションアワード」も受賞した。

 強豪チームが強風などの影響で相次いでリタイアする中、過酷な環境でも決して諦めず、ソーラーカー「Eagle」で広大なオーストラリア大陸を走り抜いた。

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 CGコンテスト最優秀賞に水戸工業高

 ≪埼玉工業大学≫

 埼玉県芸術文化祭2019協賛事業として「第16回CGコンテスト」を開催、最優秀賞・埼玉県知事賞に茨城県立水戸工業高校学校情報技術科美術部チームの「未来社会への警告」が輝いた。

 同コンテストは、次世代を担う学生・生徒たちに作品発表の場を提供することで、デジタル技術を活用した表現活動を支援するのが狙い。今回は埼玉県内を中心に関東・関西など全国の中・高校生から合計22作品の応募があった。応募作品は、CG、映像、IT分野の専門家を中心とした審査会で、計18人の受賞作品を選出した。

 各賞の詳細と主な受賞作品はhttps://www.sit.ac.jp/cg/PDF/award2019.pdfで。

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 21世紀最高の建築 12位に「ふじようちえん」

 ≪東京都市大学≫

 工学部建築学科の手塚貴晴教授らが設計した「ふじようちえん」が、英ガーディアン紙が選ぶ「The best architecture of the 21st century 21世紀最高の建築25点」の12位に、選定された。

 「ふじようちえん」(東京都立川市上砂町2の7の1、竣工:2007年)は、500人の子供のために作られた外周183メートルの楕円形の幼稚園で、一つの村になるように想定されている。内部は家具で緩やかに仕切られた一体空間で、高さ25メートルの3本のケヤキが屋上デッキを貫いて残る。

 手塚教授はこれまで、世界環境建築賞、王立カナダ建築家協会国際賞、日本建築学会賞作品賞、日本建築家協会賞などを受賞している。

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 ひょうごパラスポーツフェスに電動車椅子

 ≪大阪電気通信大学≫

 工学部電子機械工学科の鄭・小川両研究室と大阪電気通信大学高等学校教員が連携して開発した電動車椅子「RPwheel_v2019」を神戸市ワールド記念ホールで開催された「ひょうごパラスポーツフェスティバル」にデモ展示した。

 「RPwheel_v2019」は今年5月に川崎市で開かれたCybathlon電動車椅子の日本シリーズで4位と健闘。同フェスティバルでは、多くの来場者が電動車椅子レースを体験した。今後は「RPwheel_v2020」の開発が本格的に進められ、RPwheelプロジェクトは「OECU&R-Techs」のチーム名で来年5月スイスで開催されるCybathlon本大会への出場を目指す。

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 過疎地活性化の拠点づくりへ古民家修復

 ≪広島工業大学≫

 工学部建築工学科の川上善嗣准教授の研究室ゼミ生が、過疎高齢化が進む中山間地域で活性化の拠点となる古民家の修復に取り組んでいる。地域行事もサポートしながらコミュニケーション力や社会実践力を身に付けている。

 民家は築70年ほどの木造平屋で、空き家だったのを住民グループが周囲の田畑とともに譲り受け、人を呼び込む拠点にする計画だ。大学から車で1時間ほどの広島県廿日市市玖島にある。ゼミ生は2年前から修復に協力し、床材の張り替え、土壁の補修、土間の三和土づくりなどを行った。にがりと土の配合などを実験してから施工した三和土を卒論のテーマにした学生もいる。

 ゼミ生は稲作を教わり、祭りなど地域行事の手伝いもする。学生が指導して高齢の住民がSNSで民家の現況を発信するなど、交流も深めている。

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 安定性・耐紫外線性にすぐれた有機半導体

 ≪東京理科大学≫

 理学部第一部の田所誠教授らの研究グループは、新たな有機半導体として利用できそうな電子アクセプター骨格を開発した。有機半導体は柔軟な構造を必要とする製品への応用が難しい無機半導体に比べ、生産がより簡便で可塑性に富むという利点があるが、酸素や紫外線にさらされると不安定になるといった欠点がある。

 今回、田所教授は電子受容性をもつN-ヘテロアセン誘導体の一つであるN-ヘプタセンキノン(C6OAHCQ)を赤褐色の単結晶として得ることに成功した。この新素材は、大気中でも安定であり、有機溶剤に溶けやすいため、基板表面に溶液を塗布することで、ウェアラブルデバイスなどの自由な形状と新しい機能性をもつ半導体デバイスの開発につながることが期待される。

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【ガイド】

 工学院大学 E-mail:gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp

 芝浦工業大学 E-mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp

 千葉工業大学 E-mail:cit@it-chiba.ac.jp

 東京電機大学 E-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp

 東京理科大学 E-mail:koho@admin.tus.ac.jp

 東京都市大学 E-mail:toshidai-pr@tcu.ac.jp

 大阪工業大学 E-mail:kikakuka@ofc.oit.ac.jp

 大阪電気通信大学 E-mail:kouhou@mc2.osakac.ac.jp

 金沢工業大学 E-mail:koho@kanazawa-it.ac.jp

 豊田工業大学 E-mail:s-koho@toyota-ti.ac.jp

 広島工業大学 E-mail:kouhou@it-hiroshima.ac.jp

 愛知工業大学 E-mail:d-koho@aitech.ac.jp

 埼玉工業大学 E-mail:kikaku@sit.ac.jp