【ニュースレビュー】1.26~30 国内

 

 ■阪大、iPS心筋移植の治験開始

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った「心筋シート」を重症心不全患者の心臓に移植する治験を始めたと、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らのチームが27日、発表した。iPS細胞から作った組織を心臓に移植するのは世界で初めてで、1例目の移植は既に実施した。

 ■労使トップ、賃上げの必要性一致

 連合の神津里季生会長と経団連の中西宏明会長が28日、東京都内で会談、春闘の攻防が本格化した。中西会長は「ここ連続で続いているモメンタム(勢い)は大事だ」と強調、労使とも賃上げの必要性で一致した。景気の減速感が漂う中、賃上げを持続できるかどうかが焦点。

 ■巨大ITに毎年度の報告義務化

 政府のデジタル市場競争会議は28日、「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業の規制強化に向けた新法案の概要を決めた。大規模な通販サイトやスマートフォンのアプリストアの事業者を対象に、契約条件の開示や運営状況を政府に毎年度報告することを義務付ける。

 ■レオパレス全取締役の解任案撤回

 レオパレス21の大株主の投資ファンド「レノ」は28日、2月のレオパレス臨時株主総会で提案する予定だった全取締役の解任を撤回すると発表した。拒否していた臨時総会の開催を一転して決め、事業提携を含む改革案を他の大株主へ説明し始めた現経営陣の対応を評価した。

 ■楽天会長、送料無料「成功させたい」

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は29日、通販サイト「楽天市場」の出店者が参加するイベントで講演し、一定額以上購入した場合の送料を無料とする新制度について「これをしないと成長できない。何がなんでも成功させたい」と述べ、予定通り3月から実施する考えを強調した。

 ■日鉄、呉製鉄所の全高炉休止検討

 日本製鉄が、呉製鉄所(広島県)の第1高炉の操業休止を検討していることが30日、分かった。呉製鉄所では、第2高炉の2024年度での休止が決まっており、全ての高炉が操業を停止することになる。国内の鋼材需要が落ち込む中、生産体制を縮小して収益体質を強化する狙い。

 ■日産連合、5月に中期経営計画

 日産自動車と三菱自動車、仏ルノーの3社連合は30日、横浜市で協業の強化を図るための定例会合を開いた。終了後に3社のトップが記者団の取材に応じ、5月をめどにそれぞれが中期経営計画を発表すると明らかにした。共同開発をボディーなどに拡大する方針も示した。

 ■NECにサイバー攻撃

 NECが2018年までの数年間にわたりサイバー攻撃を受け、本社などのパソコンやサーバーに保存されていたファイルが外部流出した可能性があることが分かった。潜水艦用センサーの情報など自衛隊装備に関する資料も含まれていた。30日までに複数の関係者が明らかにした。