【株主総会ライブ】パナソニック（１）大坪社長、２期連続の最終赤字を陳謝

　２０１２年に売上高１０兆円を目指す新しい中期計画を発表したパナソニックの株主総会が２５日午前１０時、大阪市中央区の大阪城ホールで始まった。約４千億円を投じた三洋の買収後、初の株主総会。アジア勢との競争が激化するなか、今後の事業の柱に位置づける太陽電池や充電池など新エネルギー事業など今後の成長戦略について、熱心な質疑応答が行われた。

　《冒頭、議長を務める大坪文雄社長が２期連続の最終赤字となった２０１０年３月期連結決算の概要を説明した》

　大坪社長「１０３５億円と大幅な損失を計上し、株主のご期待に添えず深くおわびします」

　《株主に向かって深く頭を下げ、今年度から始まった中期計画など成長戦略を説明》

　大坪社長「三洋とのコラボで、エネルギー事業で増販、また新興国で現地に密着した商品戦略を強化し、海外売上比率を上げていく。今年度は最終黒字化を必達目標とし、中期計画達成に弾みをつけたい」

（２）英語でのスピーチ「できない取締役を探すのが難しい」に続く