指名委員会議長の小林陽太郎取締役「取締役の構成が社内と社外の取締役となっている。確かにソニー出身の取締役は2人だが、これは委員会設置方式をガバナンスの中心に置いているからだ。平井一夫副社長を取締役にした方がいいということだが、平井氏には大きな事業分野の執行責任を担ってもらっている。取締役も担当しては多量の負担になるかもしれず、執行に全力を挙げてもらうためにこういう体制をとった」
株主「ソニーファンですが、現在の事業としては競合アップルの存在が大きい。アップルはアイフォーンやアイパッドなどで大きなシェアを持っており、ソニーの力は相対的に弱いと思われている。ソニーは競合のアップルに対してどういう課題があってどういう手を打とうとしているか」
平井一夫副社長「アップルの商品と戦略への戦い方ということだが、ソニーにはアップルにはないさまざまな商品がある。テレビやブルーレイレコーダー、プレイステーション、デジタルカメラ、ビデオカメラなどで、商品群の広さというアップルにはないアセットがある。私の使命はテレビや携帯電話ビジネスで、他社にはないゲームやカメラなどの技術を加えることだ」
ストリンガー会長「私がソニーのCEOに就いたときには、アップルと比較した質問はなかった。当時、ソニーはネットワークサービスを持っていなかったが、平井一夫副社長のリーダーシップで世界2位の規模を持つプラットフォームを持った。これをさらに進め、反撃を仕掛けていく。ハードも良くなっており、デジタル業界の巨人としての戦略を進めていくことが将来の足がかりになる。そして、アップルは震災に遭っていないが、私たちは震災に直面。震災は私たちの歩みを緩めることになったが、我々の前進を押しとどめるものではない」