IT大国崩壊?
韓国経済でIT製造業の影響力は非常に大きい。中央日報によると、この10年間、同産業の経済成長寄与率は20%で、2008年秋の世界金融危機後は30%になったという。朝鮮日報によると、韓国携帯電話端末の輸出額は今年1~7月で170億ドル(約1兆3070億円)と、前年同時期に比べ14%増加した。今年第1四半期(1~3月期)、サムスン電子は世界のアンドロイド携帯の26%を生産した。同社が今年第2四半期(4~6月期)に販売したスマートフォンの88.5%をアンドロイド搭載端末が占める。
しかし、グーグルはモトローラ買収で、OSの開発に加えて、ハードの生産能力も獲得し、韓国企業と競合関係となる。IT産業の主導権がハードからソフトに移行する時代を迎えていることを象徴的に示す出来事だ。
ハード偏重の韓国がソフト開発競争で遅れれば「IT大国」の地位は揺らぐ。ソフトの競争力強化が急務だ。(ソウル支局)