月額980円のデータ通信サービスは、仕掛けたイオンも驚く売れ行きが続く=12月29日、東京・東品川のイオン品川シーサイド店【拡大】
動画のダウンロードなどには向かないが、メールやネット閲覧には十分利用できる。
12月10日には月額2270円から音声通話もできるカードを発売した。シャープや富士通東芝、ソニー・エリクソンなど多様なスマホに対応。音声を含めた通信料全体が、従来に比べ月間5000円前後安くなる。「通信会社との既存契約が終了するまで待つ人が多い」(寺田さん)が、徐々に販売を伸ばしそうだ。
高すぎる携帯料金
イオンの好調ぶりに慌てたのは日本通信に通信設備を貸し出しているドコモ。最大毎秒128キロビットのデータ通信サービスを月額1380円で今年3月から提供することにした。複数の家電量販店も、イオンに倣って参入を検討しているもようだ。
このような「低速・低料金プラン」が好調な背景には、高止まりといわれる大手事業者の携帯電話料金プランに対する不満もありそうだ。「寡占状態にある大手携帯電話事業者の料金プランが高すぎるのは、利益率の高さをみれば一目瞭然。イオンの成功をみて、この分野への参入は増える」(外資系証券アナリスト)との見方もある。(芳賀由明)